つづれ織りとは|京都西陣 浅田|つづれ帯

つづれ織りとは、西陣浅田綴

伝統の町 西陣

つづれ帯ひと筋、浅田綴
つづれ帯ひと筋、浅田綴
つづれ織りは、約四千年前のエジプトに生まれたコプト織が起源とされています。その技法は奈良時代、大陸文化の渡来を機に、中国から日本へ伝わってきました。
浅田綴は、遠く天保四年(1833年)現在地に店を構え、以来つづれ帯ひと筋に家業を継承してきました。


また、これまでに数々の競技大会にも出品し、数多くの賞をいただいています。映画「古都」(川端康成、原作)には北山杉のつづれ帯をご提供しました。
このように伝統芸術としてのつづれ帯の発展に努力し、後継者の育成にもつとめ、現在にいたっています。
至宝の芸術品、「つづれ織」とは
至宝の芸術、つづれ織り
歴史の都、京都の文化を背景に、育まれた至宝の芸術、つづれ織り。
四季の風物を、美感を映した下絵に、織り手のイメージを重ね、織り、つづる。
はるかな歴史をその奥深にたたえて爪が奏でる、織りのロマン。美を求める永遠不変の人の心が、彩りに生命の息吹きをそえる。織り目のひとつ、文様のひとつをはずませる。つづれ織り・・・手織りの贅がそこにあります。
つづれ織り
つづれ織りは、織物の中の平織で「つづれ錦」とも呼びます。つづれ織りは、最高の芸術品といわれるように、独特の爪掻きで模様を表現してゆく織り方で、最も歴史のある手法です。


職人たちは常に「ヤスリ」を中指と、くすり指の爪にあて、のこぎりの歯状に刻んでおき、緯糸を織り込み、多彩な模様の色糸を一本ずつ越し、その都度「筋立てしという櫛で織り寄せます。他の帯に比べると太めの撚糸(経系二十一中、十五本撚り二本駒撚、緯糸十八本撚り二本駒撚)を経・緯糸に使用します。つづれ帯の経系3、3センチメートル間に40本が普通です。経糸の下に「織り下絵」を置き、緯糸で柄を織ってゆく・・・つまり糸で画を描くようなものです。 一日数センチより織れない複雑な模様もあり、一本織り上げるのに数ヶ月もかかるものもあります。

爪掻本綴帯織元 西陣浅田綴
株式会社浅田綴|京都西陣|つづれ帯/京都市上京区大宮通鞍馬口下ル東入607番地/TEL:075−432−3128

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