京都の三代祭りでは最も歴史の古いもので約1400年前、ときの朝廷が上賀茂、下鴨両神社に勅使を送り、豊作祈願をしたのが始まりとされています。
葵祭りは、宮中儀、路頭儀、社頭儀の3つにわかれていますが、現在は宮中儀は省略されています。
葵祭りのシンボルである路頭儀の大行列は長さ1キロにも及ぶもので、その様子を爪掻本綴にて、製作に6ヶ月をかけて織り上げています。
【寸法 80cm x 90cm】
千百年の伝統を有する八坂神社の祭礼です。
山鉾は、本来疫病等の災厄を鎮めるため、依り代(よりしろ)として鉾や山を作り、町中を回ったと考えられます。
その山鉾巡行を、爪掻本綴にて長刀鉾を先頭に一越一越、1年以上をかけて織り上げています。
長刀鉾は、古来「くじとらず」で毎年巡行の先頭にたち、生稚児が二人の禿と共に乗るもので今では長刀鉾だけです。
【寸法 192cm x 90cm】
平安時代から明治までの各時代の風俗を再現し、京都御所から平安神宮へ2000名が行列します。
桓武天皇が平安京には入った794年(延歴13)10月22日を記念する行事で、1895年(明治28)の平安遷都1100年祭から、行われるようになりました。
その大行列を爪掻本綴にて、製作に1年をかけて織り上げた作品です。
【寸法 140cm x 90cm】